僕はTwitter検索の「おすすめトレンド」を見るのが好きです。
ドラマを見ているときは、人がそのドラマのどんなポイントをつぶやいているか。
いまリアルタイムで流行っているものはなにか。
ツイッター特有の「祭り」もあるのですが、少しだけ世の中の「流れ」が垣間見えるときがあり、とてもたのしいのです。
先日いつものようにスマートフォンでTwitterのトレンドを見ていると、いつもは出ていない、でもたしかに見覚えのある(というか体験もした)言葉が30,000以上のツイートを集めて上位にランクインしていました。
「ルマンドアイス」。
そう、1974年に発売されたブルボンのロングセラー菓子「ルマンド」(薄く焼いたクレープ生地をチョコレートで包んだお菓子)がアイスクリームになったと話題になった、あのお菓子です。
ルマンドアイスが急になぜ?と思い、Twitterで検索してみたところ、原因はこれでした。
ルマンドアイスは2016年の登場からずっと販売エリアをひとつずつ拡大してきました。
誰もが知っている名作ルマンドのアイス。どんな味なんだろう?と興味をもつ話題性と発売から品切れが続出したという希少性があいまって、販売エリアを広げるたびに何度もネットニュースなどで話題になってきました。
最初はブルボンの本社のある北陸エリアだったと記憶しています。昨年末に関西上陸。最後の空白地帯は、おそらくもっとも売れるであろう関東エリアでした(PR的にここは上手いですね)。
このルマンドアイス関東上陸のニュースは、今かいまかと待ち望んでいた関東エリアのTwitterユーザーによって一気に拡散されるとともに、一時的な社会現象ではないかと思うほど多くのメディアで取り上げられています。
いつでもどこでも買えることが、価値だった時代がありました。それが当たり前となり、ものめずらしいことではなくなったいま、「ここでしか買えない」「今しか手に入らない」がひとつの価値なのではないか。そんな感じがします。
たくさん売りたいなら、あえて制限する。ありふれてないモノにこそ、人は興味を惹かれるのかもしれませんね。
さて、このルマンドアイス、ルマンドと同じようなロングセラー商品になるのでしょうか?
それは、売り方のテクニックではない「味」という本質しだいである、そう思います。
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