きょうなにげなくネットを見ていたら、こんなニュースが流れてきました。
これは京都の伏見稲荷大社の近くにある着物レンタル屋さんの看板犬、柴犬のカジくんに訪日外国人の人気が集まっているというニュースです。
このカジくんは保護犬でした。里親募集の情報を見た着物レンタル屋さん店主の方が、いてもたってもいられず淡路島まで会いに行ったのがきっかけだそうです。
このカジくんはお店に思わぬ繁盛をもたらしました。ガラス張りの店先で外を眺める愛らしいすがたが評判となり、着物を着て日本犬である柴犬と一緒に写真が撮れる。これが訪日外国人にとって他のお店にはない「価値」になったのです。
もちろんこの事例は伏見稲荷という場所柄も大きく影響していることでしょう。
「予期せぬ成功ほど、イノベーションの機会となるものはない」
これはドラッカーの言葉ですが、おもいがけないお客さんの反応を目にしたときに、それを変化の機会とするか、ただ見過ごすだけなのか。
ほんとうに大事なのは、考えた結果手にした成功ではなく、思いもしないことから生まれた成功のほうなのかもしれません。
「変な客が来たら、それが本命の客だ」(ピーター・ドラッカー)
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